2012年 08月 27日
晩夏・京都紀行~古都のおもてなしに学ぶ旅 |
「京都茶寮」ーここは以前から訪れたいと思っていたお茶処です。
古きよき日本文化の宝庫・千年の都は、今や数多くの外国人観光客が訪れる
国際都市の一面を持ちます。新しいものや他の文化をしなやかに受け入れつつ
格調高い京文化の落ち着きが肌で感じられる空間に入りました。
その洗練されたおもてなしが凝縮されたかのような和の茶房でした。
お抹茶といえば、着物姿の女性が運んでくれるイメージですが、ここでは黒いスーツ
に身を包んだお嬢さんが、ヒールが床を流れるような優雅な足取りでお茶のお接待
をしてくれます。きちんとまとめた髪と美しい横顔、白い指先がゆっくりと動いてなんとも
気品のあるやわらかい声で、お茶菓子の説明などしてくれます。
「朱雀の薫」(すざくのかおり)-京都茶寮好みと称してありました。
丸久小山園の銘茶で、もちろん一級のお茶です。
お菓子は爽やかな甘さと色が夏らしい一品でした。そう、季節を尊ぶのも京都風。
こちらの一服はお煎茶のセットです。
「朱雀の翠」(すざくのみどり)-上質なまろみと渋みがある香り高いお煎茶です。
お菓子は宝石のような輝きでした。ぜいたくな時間を味わいました。
こんな美味しいお茶はいただいたことがありません。
店内に併設されたギャラリーには、若手作家や職人の伝統工芸品が並んでいます。
「京もの」という言葉があります。宮中や御所の「御用達」をめざして、職人たちが腕を
磨き、技を競いあって発展してきた、京都の伝統工芸品への賛辞でもあるでしょう。
長きにわたり、国の中心であった京には、全国からさまざまな品が集まり、目にふれる
機会にめぐまれていた職人たちにはおのずと美意識が磨かれ、目が肥え、ものづくりに
妥協しない高い理想があったのではと思われます。「京もの」の精神は、現代では若い
作家や職人に引き継がれ、古い美風と新しい魅力を融合させ今ここにあるのです。
りか&ジャスミン
古きよき日本文化の宝庫・千年の都は、今や数多くの外国人観光客が訪れる
国際都市の一面を持ちます。新しいものや他の文化をしなやかに受け入れつつ
格調高い京文化の落ち着きが肌で感じられる空間に入りました。
その洗練されたおもてなしが凝縮されたかのような和の茶房でした。
お抹茶といえば、着物姿の女性が運んでくれるイメージですが、ここでは黒いスーツ
に身を包んだお嬢さんが、ヒールが床を流れるような優雅な足取りでお茶のお接待
をしてくれます。きちんとまとめた髪と美しい横顔、白い指先がゆっくりと動いてなんとも
気品のあるやわらかい声で、お茶菓子の説明などしてくれます。
「朱雀の薫」(すざくのかおり)-京都茶寮好みと称してありました。
丸久小山園の銘茶で、もちろん一級のお茶です。
お菓子は爽やかな甘さと色が夏らしい一品でした。そう、季節を尊ぶのも京都風。
こちらの一服はお煎茶のセットです。
「朱雀の翠」(すざくのみどり)-上質なまろみと渋みがある香り高いお煎茶です。
お菓子は宝石のような輝きでした。ぜいたくな時間を味わいました。
こんな美味しいお茶はいただいたことがありません。
店内に併設されたギャラリーには、若手作家や職人の伝統工芸品が並んでいます。
「京もの」という言葉があります。宮中や御所の「御用達」をめざして、職人たちが腕を
磨き、技を競いあって発展してきた、京都の伝統工芸品への賛辞でもあるでしょう。
長きにわたり、国の中心であった京には、全国からさまざまな品が集まり、目にふれる
機会にめぐまれていた職人たちにはおのずと美意識が磨かれ、目が肥え、ものづくりに
妥協しない高い理想があったのではと思われます。「京もの」の精神は、現代では若い
作家や職人に引き継がれ、古い美風と新しい魅力を融合させ今ここにあるのです。
りか&ジャスミン
by uranokai
| 2012-08-27 22:38
| スタッフのつぶやき